オリジナル・ドラゴンの書き方!(我流)

 みなさん、こんにちは。 イラストを描いているT.T という 絵好きです。

「イラスト初心者にもきっと描ける」 をテーマに、ドラゴンの書き方をお教えします。

必要なものは、紙と、えんぴつ、消しゴムだけなので、気軽に描けますよ。 (デジタル作画される方も、ぜひ参考にしてみて下さいね)

本来は、描き始める前に、カッコいい系のドラゴンにするか、かわいい系のドラゴンにするか、ある程度決めてから描き始めますが、今回は「初心者にもきっと描ける」が、自分のメインテーマなので、最も描きやすい、横向きで、コミカルなドラゴンの描き方になります。

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↑こんな感じのやつ。

「えぇ~っ!なんだよ!オレはカッコいいドラゴンが、描きてぇんだよぉっ!」とか、「あたいは、かわいいドラゴンが描きたいのにィ~!」とか、「横向きってなに?、図鑑?」とか、いったん置いといて、「かわいい」と「カッコいい」の中間 (たぶん)、コミカルなドラゴンの書き方をお教えします。

STEP1 ベース(骨格)を描く

といっても、難しく考える必要はありません。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719011754j:plain ↑図のように、丸を6つ描いてみましょう。 次に、

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719012256j:plain ↑はなれている丸を、図のように、線で つなぎます。 (この時点で、ベースはほぼ出来てます)

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719012716j:plain ↑図にある通り、丸はドラゴンの体の 部位を表しています。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719013028j:plain ↑ささっと、自分好みの尻尾を書き加えてください。

ついでに、翼の骨格も描いていきます。 難しいと思われがちですが、大丈夫、 カンタンです。 (メインテーマを忘れちゃいないぜ!)

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719013618j:plain ↑図のように、胸部の丸から大きさのちがうアルファベットの「S」を3つ書くように、さらっと書くだけです。 描けましたか?描けましたね?

よっしゃ!これでドラゴンのベースはできました。

STEP2 顔を描く

描き始める前に、デジタルで作画されている方は、ベースを描いたレイヤーの濃度を25~28くらいまで下げ、もう1枚レイヤーを追加して下さい。 (そのほうが楽できます)

アナログ作画の方は、新しい紙をベースを描いた紙の上に重ねてみてください、

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719113517j:plain ↑図のように、うっすらと線が見えるようなら、新しい紙にかきましょう。 (そのほうが楽できます)

「紙が厚くて線なんぞ見えぬわっ!」 という方は、そのまま続けて下さい。 (そのほうがエコです、地球にやさしいです)

さて、顔を描いてみましょう。 難易度は少し上がりますが、図入りで、 少しずつ描き進めていくので、ゆっくりよく見て描いてください。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719114124j:plain ↑図のように、描いてみてください。 鼻先とエラのラインになります。 (エラは、平仮名の「つ」を書くような感じです)

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719114415j:plain ↑次に口を描きます。 波線を描いているだけなので、気軽に さらっとかきましょう。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719114712j:plain ↑続いて目を描きます。 4分割した頭部の左側に楕円形を描きます、瞳は楕円形の真ん中あたりに描いてみてください。 (そのほうがコミカルに見えます) 目の上のしわ(?)も忘れずに描いてください。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719115425j:plain ↑さらに下あごと、ツノを描きます。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719115741j:plain ↑さて、ここで顔の線を整理しましょう。 余分な線を赤線でマークしました。 ていねいに、消し去ってあげましょう。 (バルスっ!)

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719120507j:plain ↑はい、余分な線を消すと、図のように、なります。 デジタル作画、重ね描きしている方は、 図のような状態になるように描き加えてください。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719120835j:plain ↑図のように、鼻の穴と口の端のしわを 描いたら、ひとまず顔の作画は終了です。

STEP3 首・胸部・翼を描く

首・胸部・翼を順番に描きます。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719135201j:plain ↑消しゴムで、図の赤線部分を消して下さい。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719135359j:plain ↑図のように、なります。 デジタル作画、重ね描きの方は、首と胸部を描き加えてください。 では、翼もさくっといっちゃいます。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719135652j:plain ↑図のように、胸部からちょっぴりはみ出た「コブ」をポコっと描きます。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719135957j:plain ↑図のように、アルファベットの「S」を 書く要領で描きます。 ※翼の先は尖らせます。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719140346j:plain ↑図を参考に残りの2本も描いてみましょう。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719140528j:plain ↑図の赤線部分を、ていねいに、消して下さい。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719140634j:plain ↑図のように、なります。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719140719j:plain ↑図を参考に、線の途切れた部分に、 「ワシ」のクチバシのようなものを描き、 翼の膜を平仮名の「し」を書く要領で、 描いてみましょう。

これで、首・胸部・翼は、 描けましたね。

STEP4 足を描く

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719141555j:plain ↑図のように、つま先の丸を4等分します。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719142342j:plain ↑図のように、大きさのちがう三角形を2つ描きます。 三角形は、ドラゴンの「爪」になります。 (丸っこい三角形にしても、おもしろいと思います)

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719142722j:plain ↑次に4等分した「つま先の丸」の左上部分を少し加工します。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719142959j:plain ↑ここで、脚全体の線を整理します。 図の赤線に該当する線を、消して下さい。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719143210j:plain ↑図のように、なります。 だいぶドラゴンっぽくなりましたね。

STEP5 デコレーションする

ドラゴンを、もっとドラゴンらしくしましょう。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719143659j:plain ↑図は、一例です。 参考程度に見て下さいね。 (トサカやキバ、ヒゲ、コブなど思いついたものを描き加えましょう、トリッキーなものをくっ付けると、コミカル度は増すと思います)

(個人的に、一番楽しい工程です)

STEP6  もう一方の足を描く

はい、足は一度描いているので、さほど難しくないはずです。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719144712j:plain ↑図は、分かりやすいように黒く塗り潰してあります。 (図のように、シルエットだけ描くのもおk)

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719144914j:plain ↑デジタル作画、重ね描きの方は、 ベースが描かれたレイヤー(紙)を、左に少しズラしてなぞれば、カンタンに描けますよ。

はい、ということで、以上がドラゴンを描くときの流れです。 シンプルな線画の書き方をお教えしましたが、STEP1で丸の位置や大きさを変えたり、丸の数を増やしたりすることで、十人十色のドラゴンになります。

いろいろ試してみて下さいね。

f:id:tyouyuu-tamayose:20180719145942j:plain ↑影や色を付けると、立体感が出ますし、さらにドラゴンに「設定」を付けて いろいろな格好をさせると、よりコミカルな雰囲気は増します。 (図は、「乗り物」という設定を付けたドラゴンです)

それじゃ、またな。